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木象画・木工造形 渡辺雅夫様インタビュー(経歴・作家活動について)

木象画・木工造形の作家として活躍なさっている 渡辺 雅夫様は、
弊社の住宅にお住まいのお客様です。

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「木象画」とは、
ラフにカットした木のパーツを組み合わせ、木の色・肌合いを活かして、
しっくいを塗ったベースの上に描かれた絵のことです(渡辺様の造語です)。

渡辺雅夫様・奥様の真理子様に、
お住まいのこと、作家活動のこと、作品のことについて、お話を伺ってきました。

第1回:お住まいについて
(http://phsreform.exblog.jp/12418965/)


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渡辺 雅夫様 プロフィール

大阪生まれ。
京都市立芸術大学工芸科卒業後、松下電器産業入社。
主に、炊飯器・洗濯機・ポータブルCDプレイヤーなど、
家電・無線分野での製品デザイン担当(Gマークも受賞多数)。
サラリーマンをしながら、作家活動を開始し、現在は、木工活動を専業とする。
朝日現代クラフト展、ハンズ大賞作品展、豊中市美術展など、受賞多数。
公式HPはこちら(http://www.tcct.zaq.ne.jp/watanabemasao/)
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第2回の今回は、
渡辺 雅夫様の経歴、作家活動について、お届けいたします。



―渡辺様は、会社勤めと平行して、作家活動をなさっていたと伺ったのですが。

d0162214_1334897.jpg渡辺 雅夫様(以下 雅)
 「入社してすぐくらいから、会社でデザインの仕事をしていたのですが、
  …会社がちょっとね(笑)
  かと言って、逃げるのではなく、自分の創作の場を持って、
  会社の仕事もするというスタンスでいたいなと思って、作家活動を。
  
  作家活動を始めて22~23年、会社を辞めてからは9年ですから、
  会社に勤めながら10数年、作家と平行してやっていました」

―何か木工(クラフト)の専門の勉強をなさっていたんですか?

「大学時代、1・2年目は、一般的な美術の勉強をして、
  3年目は、家具のこととか、総合的なデザインの授業があって、
  4年目になって、工業デザインを勉強しました。
  デザインスケッチはね、その1年と、会社に入ってからの研修で勉強しました。

d0162214_17564121.jpg  で、クラフトみたいなのは、学校の授業で、
  木でいすを作る授業があって、その時の端材がずっと家にあって。
  サラリーマンの趣味で始めることですし、最初は小物を作っていました。

  その時は、のこぎりと、せいぜい小型の電動ドリルくらいで、
  細々とやっていたんですけど、だんだん、発表したくなって。
  それで、デパートの手づくり市に出店したんですよ。
  そこで友達ができたりして。
  一人友達ができると、芋づる式に、人の輪が広がっていくんですよ。

  中でも、僕自身より10歳近く年上の、やっぱり脱サラをして活動してる人がいて、
  その人を師匠みたいに慕って、年に1回そこに行っては、お説教を受けて、鍛えられて、
  公募展なんか出すと、通るようになってきて。

  そうしているうちに、お店やギャラリーとも知り合いができたりして、
  そういう人のつながりが支えになって、会社を辞めても
  何とかやっていけるだろうみたいな感じで、会社を辞めて、今に至っているんですけどね。

  会社員時代も、デザイン室の仲間で、自分たちで作品展をしたいという話になって、
  ギャラリー借りて、ひとり1~2点を持ち寄って、4~5回、やったかな?」

奥様・真理子様(以下 真)
 「で、その時に出していたのが、あれに良く似た作品です」d0162214_14434815.jpg
 (右画像の作品です→)

「そうやって付き合いが出てくると、NHKの番組に作品が使ってもらえたり、
  神戸のホテルのロビーに展示させてもらったり、
  今は廃刊になってしまった、『手づくり木工辞典』という本などにも
  何回か紹介されたこともありましたね。
  会社辞めてから、逆にそういう仕事がなくなってきた(笑)」

「時代がやっぱりね」

「でも、こうやって続いたのは、やっぱり、仲間の存在が大きいよね。
  仲間もいなくて、情報交換もないという状態だったら、なかなか続かないですよね。」

「で、その仲間の一人が、長野県の安曇市立豊科近代美術館に出展しませんかって誘ってくれて、
  初めは立体の作品が多かったんですけど、美術館の壁を埋めるために、
  平面の作品も作り始めて。」

「美術館の大小各部屋で、それぞれ個展をするという作品展で、
  初めは一番小さい部屋だったんですけど、参加する顔ぶれが色々変わるうちに、
  大きい部屋で展示して欲しいという話になって、大きな作品も作るようになったんです」


―ところで、奥様も、何か作品作りをなさってるんですか?

「いえ、私は全然手を動かしてないです。口だけ(笑)
  でも、作品作りに苦労する時があって、
  チャチャ入れたら、だんだん良くなってくるかな?って(笑)」

「作品を見せて、『これどう?』って聞いたら
  『アカンで』とかね、言われるので、
  『はい、やり直してきます』とか(笑)」

―奥様のアドバイスも、作品には欠かせないんですね!


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作品のお話が出てきましたが、お話が長くなってきましたので、
今回のインタビューはこの辺りにして、
次回、見せていただいた作品について、ご紹介したいと思います。
(続きはこちらです!)