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木象画・木工造形 渡辺雅夫様インタビュー(作品について)

木象画・木工造形の作家として活躍なさっている 渡辺 雅夫様は、
弊社の住宅にお住まいのお客様です。

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「木象画」とは、
ラフにカットした木のパーツを組み合わせ、木の色・肌合いを活かして、
しっくいを塗ったベースの上に描かれた絵のことです(渡辺様の造語です)。

渡辺雅夫様・奥様の真理子様に、
お住まいのこと、作家活動のこと、作品のことについて、お話を伺ってきました。

第1回:お住まいについて
(http://phsreform.exblog.jp/12418965/)


第2回:経歴・作家活動について
(http://phsreform.exblog.jp/12419237/)


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渡辺 雅夫様 プロフィール

大阪生まれ。
京都市立芸術大学工芸科卒業後、松下電器産業入社。
主に、炊飯器・洗濯機・ポータブルCDプレイヤーなど、
家電・無線分野での製品デザイン担当(Gマークも受賞多数)。
サラリーマンをしながら、作家活動を開始し、現在は、木工活動を専業とする。
朝日現代クラフト展、ハンズ大賞作品展、豊中市美術展など、受賞多数。
公式HPはこちら(http://www.tcct.zaq.ne.jp/watanabemasao/)
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第3回目の今回は、
渡辺様の作品の中でも、特に私が好きだと思った作品について、
ご紹介したいと思います。


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(渡辺様のギャラリーです)


まずは、冒頭の写真のウォルドッグ。
「ウォルナット」という、北米のくるみ材で作られています。
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渡辺 雅夫様(以下 雅)
 「こちらの作品は、首や耳を動かすことができます。」
―表情がグッと変わりますね!


続いては、クラフトでは珍しい、モダンなお雛様です。
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「来年、作家仲間と3人で、サンディエゴで作品展をしますが、このような作品が現地で受けるかどうか…。
  作品は、全て木材の色合いを生かして製作していますので、全く色付けはしてないんです。」
―木材にも、こんなに赤っぽい色や、緑のような色があるんですね。

「他に、兜なども作ってるんですが、これらの作品は、
  京都の 『酢屋』(※1) というお店で扱ってもらっています。」

※1 酢屋…京都市中京区河原町にある、享保6年創業の材木のお店。
       坂本龍馬が2階に住まいしていた関係で、「ギャラリー龍馬」が併設されている。




平面の作品も、多数見せていただきました。
その中から、まず1点目。
『雲上の楽園』 という、黒姫山を描いた作品です。(50号サイズ)
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「平面作品の白い部分はしっくいで、あとは、木材と、木の粉を使って描いています。
  この作品は、例えば、山の部分などは、数種の木のパーツで表現していて、
  薄い茶色の部分は、木の粉としっくいを混ぜたものを使って描いています。
  着色はしないで、そのままの色合いを活かして作品を作ってますが、
  木の色調には限りがあるので、モノクロっぽい色合いになります。

  家具や楽器などに、木の象嵌(ぞうがん)※2によって描いている、
  工芸品としてのものは見るのですが、
  こういう油絵みたいな作風は、ちょっとほかではないと思っています。」

※2象嵌(ぞうがん)・・・金属・陶磁・木材など材料の一部を削り、そのくぼみに他の材料(同種のこともある)を
              はめこんで紋様などを形成した、工芸技法や工芸品のこと。



今回見せていただいた作品の中で、私が一番好きな作品がこちらの、
『花街のトンネル』という作品です。(25号サイズ)
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「京都の町屋を描いたものです。」
―遠くから見ると立体的な絵画に見えますが、近くで見ると木材が平面的に見えて、
 感じが変わりますね。

「照明を変えると、雰囲気も変わるんですよ。」
(何回か撮影したのですが、遠近や照明での雰囲気の違いを写すことができませんでした。
 お伝えしきれず、本当に残念です。)



その他、見せていただいた、平面作品。
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第1回インタビューなどに掲載させていただいた、
テーブルやイスといった、家具や、あかり。

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まだたくさんの作品があったのですが、一部の作品のご紹介とさせていただきました。


渡辺雅夫様の活動等についてのHPは
こちら(http://www.tcct.zaq.ne.jp/watanabemasao/)です。
ぜひご覧下さい!!

先ほど、渡辺様のお話にも少し出てきていましたが、
京都・河原町三条の『酢屋』様にて、渡辺様のクラフト作品を販売されています。
(平面作品のお取り扱いはありません)
京都にお出かけの際には、『酢屋』様にも、ぜひ足をお運びください。



作品も、ご自宅も、とても素敵で、
拝見していて、とても楽しかったです。

渡辺 雅夫様・真理子様、
取材のご協力ありがとうございました。