そろそろ新年の足音も聞こえてくる時期になりましたが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、年末と言えば大掃除ですが、
大掃除の時に、お掃除用の洗剤を使用される方も多いと思います。
そこで本日は、お住まいの洗剤の種類と、
お住まいの洗剤を使う上での注意事項について、
簡単に説明したいと思います。
(すでにご存じの内容もあるかと思いますが、復習も兼ねて、お読みいただけたらと思います。)
■洗剤の種類■
酸性
・トイレ用洗剤など。
・主成分:塩酸
界面活性剤も調和されています。
塩酸には「たんぱく質や有機物を分解する」という性質があり、
トイレの頑固な汚れ分解に効果的です。
弱酸性
・浴室用洗剤など。
・クエン酸やリンゴ酸などを配合。
石鹸カスや脂肪分の分解に効果的です。
弱アルカリ性
・一般住居用洗剤、ガラスクリーナー、排水パイプ用クリーナー、
換気扇用・ガスレンジ用洗浄剤など。
・範囲の広い油汚れに効果的です。
アルカリ性
・換気扇用・ガスレンジ用洗浄剤、キッチン用漂白剤、
トイレ用洗剤、カビ取り剤など。
・主成分:次亜塩素酸ナトリウム
■使用上の注意■
洗剤は混ぜない!
TVコマーシャルでもよく言われていましたが、
塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜると、有毒な塩素ガスが発生します。
命にかかわる場合もありますので、御注意下さい。
なお、アルカリ性洗剤と酸性洗剤を混ぜると、洗浄効果が減少してしまいます。
標準使用量を守る!
標準使用量は、洗浄効果とお手入れ箇所への影響、両方から判断して決められているそうで、
濃くしても、効果が上がるということではなく、却って材質を傷めたりします。
ゴム手袋を着用する!
洗剤は、油を分解したり除去したりする性質を持っています。
直接触れると手荒れの原因となるので、ゴム手袋を着けて、
手肌を守りましょう。
洗剤も、正しく効果的に使うことによって、
効率よくお掃除ができます。
洗剤の特性や性質をよく知った上で、
効率よく、お掃除をして頂けたらと思います。
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